草加松原遊歩道
獨協大学前《草加松原》駅から旧日光街道(県道足立越谷線)に出ると、綾瀬川沿い一帯に美しい松並木が広がります。江戸時代から「草加松原」「千本松原」などと呼ばれ、日光街道の名所となっていました。
東京スカイツリーの高さ(634メートル)にちなんだ634本の松が植樹された約1.5キロメートルにも及ぶこの松並木は、ゆったりとした石畳の散策道に整備されており、市民の憩いの場となっています。
草加松原遊歩道の南側に位置し、綾瀬川舟運の船着き場を再現して整備された「札場河岸公園」内には、草加の地を訪れたとされる松尾芭蕉の像や県指定文化財に登録される甚左衛門堰のほか、松並木や綾瀬川を一望できる五角形の望楼など、宿場情緒あふれる建造物が立ち並びます。松尾芭蕉の記した「奥の細道」にちなんで名付けられた二つの太鼓型の橋「百代橋」と「矢立橋」は、草加市のシンボルとなっています。
草加宿を訪れた文学者・正岡子規や俳人・水原秋桜子の句碑なども建てられています。
「日本の道百選」や「利根川百景」にも選ばれる草加松原は、日光街道有数の宿場町として栄えた草加宿の面影を今に残し、名実ともに草加市を代表する観光名所となっています。
春は桜の名所となり、市の伝統行事である朝顔市や市民まつりの会場としても賑わいを見せる草加松原は、市民らの手によって今も大切に守られ続けています。
- 近隣情報
- 百代橋 矢立橋 札場河岸公園 松尾芭蕉像
- アクセス
- 東武スカイツリーライン獨協大学前<草加松原>駅から徒歩5分